応援メッセージ

来るACM-ICPC国内予選に参加するみなさまに向けて、協賛していただいた企業の方々からいただいた応援メッセージを掲載します。

掲載順: 株式会社MUJIN, AtCoder株式会社, 株式会社リクルートホールディングス, 株式会社レコチョク, 株式会社いい生活, 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社, ヤフー株式会社, 株式会社ドワンゴ, 株式会社ワークスアプリケーションズ, NTTコミュニケーションズ株式会社, 株式会社フィックスターズ, LINE株式会社, グーグル株式会社, 日本アイ・ビー・エム株式会社

株式会社MUJIN

皆さん、こんにちは!MUJINの小西です!
数日前にACM-ICPC2016の詳細が発表されたばかりで気が早いかもしれませんが、準備の進捗はいかがでしょうか?皆さんにとって悔いが残らない大会になることを祈っています。

MUJINは、高度なソフトウェア技術力により、産業用ロボットに「脳」と「目」を与え自律的に動作させる次世代のロボット制御システムの開発と、自律的ロボットによる生産現場の自動化を行う会社です。
未来のエンジニアのために様々な活動を始めていまして、2月のMUJIN Programming Challenge(オンラインコンテスト)に続き、初めてACM-ICPCのスポンサーをすることにしました。MUJINで活躍するエンジニアにも、ACM-ICPCやImagineCupで活躍した社員が多く、ACM-ICPCでの経験は必ず今後の社会人生活に活きると思います。

産業用ロボットの業界は、実は世界で約4.3兆円(このうちソフトウェア/SI部分が全市場の2/3を占める)の非常に大きな市場で、急拡大を続け、2020年には約10兆円の市場になることが見込まれています。特に少子高齢化により急な労働人口の減少が進む日本では、知能化による産業用ロボットの活用範囲の拡大が、経済の維持/成長のため喫緊の課題になっています。MUJINの自律的制御システムは、ロボットを知能化しこの課題を解決するもので、この開発には高度先進的な技術と優秀なソフトウェアエンジニアを必要とします。
mujin
※人が誰も映っておらず社名もMUJINですが、人間が開発しています!

本選のブースには、なんとかロボットを持って行きたいと考えています。
それでは、皆さんにお会いすることを楽しみにしています!

株式会社MUJIN 執行役員 小西 純也
www.mujin.co.jp


AtCoder株式会社

皆様こんにちは。AtCoder株式会社の青木です。

我々は定期的にプログラミングコンテストを開催しており、ジャッジシステムを利用したプログラマの能力判定も行っております。
AtCoder株式会社はプログラミングコンテストで腕を磨いている人が正当に評価される社会を目指して設立された会社です。

さて、皆様が参加されようとしているACM-ICPC国際対抗プログラミングコンテストは、ご存知の通り、3人1組のチームで戦う必要があります。この点が他のコンテストとは大きく異なっており、良い成績を修めるためには、人と協調しながらコーティングを進めることが必須です。また、コンテスト終了後に他の参加者と交流する絶好のチャンスでもあります。これを機に自分の世界が広がる経験が私にもありましたし、そういった素敵な経験が皆様にも訪れることを期待します。

AtCoder株式会社 取締役 副社長 青木謙尚
atcoder


株式会社リクルートホールディングス

みなさん、こんにちは。株式会社リクルートホールディングス(Indeed Tokyo)の小柳です。
私の所属する Indeed Tokyoでは、世界規模の求人情報検索サービスの開発を行っています。情報検索サービスの根底を支える「膨大なアクセスを捌く高速なアルゴリズム」や「結果の信頼性を担うデータサイエンスのノウハウ」は、競技プログラミングとも密接に関係しています。
現在、Indeed Tokyoには競技プログラミングに学生時代の青春を捧げた人も多く、私の同期でもICPCへの参加経験者が多数います。そんな彼らにより、社内では練習会の開催やチームでのコンテストへの参加などが頻繁に行われており、毎年ICPC World Finalsも観戦会が有志で開かれています。

recruit

ICPCは「3人チームで一つのパソコンを使い問題を解く」という非常に特徴的なルールを持っており、世界中の様々なプログラミングコンテストの中でも、最もチームワークが要求されるコンテストではないかと思います。ICPCはチームメイトを探すのが一番難しい、という風に言われることがよくありますが、是非お互いの弱点を補い合い、また様々なことを学び合うことのできるパートナーを見つけ、チーム戦ならではの楽しさを体験してください。
また、アジア地区大会は World Finals 進出チームが決まる決戦の場であると同時に、多くの参加者が一同に介する交流の場でもあります。同じ志をもつ多くの参加者や、ハイレベルなチームとの交流は、見識を広め、新しい価値観を見出すことのできる大変貴重な機会です。World Finals を目指し毎年参加しているチームの方々はもちろん、まだ一度も国内予選を突破したことがない方や今年初めて参加される方も、是非アジア地区大会進出を目指し国内予選に挑んでください。みなさんの良い結果を願い、陰ながら応援させていただきます。

エンジニア 小柳涼介


株式会社レコチョク

こんにちは。レコチョクの松嶋です。

レコチョクは、音楽と何かを組み合わせて、新しいサービスを立ち上げることを追求し続けている会社です。
単に音楽配信をする会社ではなく、最近ではインディーズアーティストの活動をサポートするサービスEggsを立ち上げたり、音楽ファンのいろいろなニーズに応えられるような様々な取り組みを行っています。
是非興味のある方は、レコチョクが立ち上げたサービスを使ってみてください。http://eggs.mu/

さて今回、ICPCのような素晴らしい場で微力ではありますが、レコチョクも貢献できることをとてもうれしく思っています。
恐らく、大会期間中困難な状況に陥ることもあることでしょう。
そんな時は「その場を楽しむこと」を意識してみてください。
社会人になっても解決できない、笑えない課題は山ほどあります。
「その場を楽しむこと」を意識することは課題解決の近道であると同時にチームとしての絆も深まります。

結果だけでなくそのプロセスも含めて、楽しんでください。

皆さんに幸あれ!

事業システム推進部長
松嶋 陽太
recruit


株式会社いい生活

ACM-ICPC参加者の皆さん、こんにちは!
いい生活エンジニアの杉原です。

いい生活は不動産会社向けにクラウドサービスを提供している会社です。
不動産業界は現代社会に渦巻くヒト・モノ・カネの情報が集約されている大変興味深い市場なのですが、まだまだIT化が進んでいない少し遅れた市場でもあります。そんな不動産業界に鋭いITのメスを入れ、膨大な情報を一元管理し、さらにそれを有効活用しようと画策しているのが当社です。

当社のような膨大な情報を取り扱う企業では、アルゴリズムやデータ構造に精通したエンジニアの存在が欠かせません。大容量のデータを取り扱うために、高速なソフトウェアを作る技術が要求されるからです。競技プログラマは効率の良いアルゴリズムやデータ構造を設計・実装する能力に優れているため、当社でも多くの競技プログラマが即戦力として活躍しています。

ICPCに参加している皆さんは、そんな未来を担うエンジニアの卵です。是非悔いのないように大会を楽しみ、多くのことを学んでください。それでは、本選でお会いしましょう!

株式会社いい生活
サービスプラットフォーム開発部
エンジニア 杉原秀理
e-seikatsu


日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

国内予選にチャレンジされる皆さん、準備は順調ですか?

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは、タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)と
三菱商事の合弁会社です。次世代型グローバルIT企業として、TCSがグローバルに
展開する業界最高水準のITサービス・ソリューション・デリバリー力を活かし、日本企
業の競争力強化やグローバル化の実現を支援しています。

国内予選を突破して、アジア地区予選、世界大会と駒を進めれば、世界中から集ま
った優秀な未来のエンジニアと競い合い、交流し、自分達の技術力をさらに高める
機会が待っています。

ぜひ、今回のチャレンジを通じて国内外の多くの人たちと交流し、異なる文化や考え
方に触れ、自分の世界をより広げられるように頑張ってください。
時にはチーム内での衝突もあると思いますが、困難に直面した時こそチームの真価
が問われます。より優れたソリューション創出のチャンスです。

この大会を通して学んだことは、勝ち負けに関係なく、必ず役に立つものと信じています。
皆さんが技術力・人間力を遺憾なく発揮して、大会をエンジョイしてくれることを願っています。

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 社員一同
tcs


ヤフー株式会社

こんにちは。ヤフー株式会社 データ&サイエンスソリューション本部の岩澤です。
去年に引き続き、今年も ACM-ICPC のスポンサーとしてお手伝いすることができ、嬉しく思います。

この写真はヤフー競技プログラミング同好会の時に撮影したものですが、
学生時代から競技プログラミングを楽しんでいた人が数多く活躍しています。

ヤフーにはニュースやeコマースなど100 を超えるサービスと、
月間3000万を超えるアクティブID から得られる巨大なデータを扱うため、
優れたアルゴリズムをきちんと実装する技術が大変役立ちます。

特に ACM-ICPC では3人1チームの大学対抗戦ですので、
オンラインでは大学内の仲間と、
そしてオンサイトでは学外の人との交流を通して
これらの知識を身につけられる絶好の機会だと思います。

みなさんもこの大会を通して、技術者としての腕を磨くとともに、
ACM-ICPC を楽しんでください。
yahoo


株式会社ドワンゴ

ドワンゴ競技プログラミング同好会 会長の田山です。この同好会では、プログ
ラミングコンテストに参加したり、勉強会を開いたりするほか、ドワンゴプログ
ラミングコンテストの運営も行っています。ここ数年で社内の競技プログラマも
増えてきて、活動は一層活発になりそうです。
ICPCは日本中・世界中の学生と競い合い、楽しみながら学習し、人脈を広げる
またとない機会です。また、ICPCで培ったスキルが将来の仕事に直接結びつくこ
ともありますし、そうでなくてもコンテストに打ち込んだ経験はきっと人生の糧
になることでしょう。 つくば大会にて皆さんに会えるのを楽しみにしていま
す!
– エンジニア 田山 貴士

worksap


株式会社ワークスアプリケーションズ

株式会社ワークスアプリケーションズの林です。
コンテスト参加者の皆さん、準備や練習は順調でしょうか?

ワークスアプリケーションズでは企業向けエンタープライズアプリケーション(ERP)の開発を行っています。
特に近年では、新しいビジネスのあり方を提案する新製品の開発に注力しており、
その製品の中に学習型人工知能や大規模分散処理などの先端技術を取り入れようと
しています。

ERPは企業を支えるシステムのひとつです。
学生である皆さんは直接目にすることが少ないシステムですが、
今の世の中を支える数多くのリーティングカンパニーを通じて、
皆さんの生活と関わりを持っています。

私も学生時代はこのコンテストに取り組んでいました。
制限時間が迫り来る中で提出したプログラムが間違えていた時の焦り具合や、
悩み考え、ようやく実装できたプログラムが正解していた時の高揚感は
今でも思い出すことができます。

また、このコンテストでは1台のPCしか使えないため、
そのPCを誰が使うか、誰がどの問題を担当するか、
英語が苦手なチームメンバーのために問題の翻訳と理解の役割に徹するか、などなど
チーム戦ならではのさまざまな戦略を実践できる機会になると思います。
授業の実験や課外活動でチームを組んでプログラミングをする機会はあるものの、
多くの人はチームでのプログラミングに不慣れだと思います。
この機会に是非、チームだからこそ活かせる取り組みを通したプログラミングに
挑戦してみてください。

今年初めてこのコンテストに参加する人も今年が最後の挑戦だという人もいて、
そして、それぞれに思うところがあると思います。
その思いを原動力にして、皆さんがコンテストを全力で楽しめるように願っています。

株式会社ワークスアプリケーションズ
HUE&ATE Div. 林 辰弥

worksap


NTTコミュニケーションズ株式会社

みなさん、こんにちは。NTTコミュニケーションズの小倉です。今年からみなさんを応援させていただくことになりました。

NTTコミュニケーションズは、世界中に張り巡らされたネットワークやデータセンターを強みとし、世界中のお客様のシステムを管理し、また世界中で音声サービスやネットワーク、クラウドやその上で動くアプリケーションサービスを提供しています。
当社は長年ネットワークをソフトウェアで動的に制御するSDNの実現に取組んできました。
現在は、OCNモバイルやHTML5、IaaSやPaaSといったクラウドの分野に加えて、ビッグデータやIoT、AIといった先進的な技術分野で、ソフトウェアの力を使って、お客様のビジネスプロセスの革新、新たなビジネスモデルの創出に取り組んでいます。

ICPCでは、チームで問題に書かれた仕様を読み解き、考えたとおりにプログラムを書くことが求められます。
私も大学時代にICPCに参加するためにチームメンバと集まり過去の問題を解きながらこうした力を磨きました。
今私が取り組んでいるクラウドサービスの研究開発においても、ICPCと同様に、チームで問題を読み解き設計する力や、設計を実装に落としこむ力は非常に重要で、かつてICPCに取り組んだ経験が今とても役に立っています。

私と同様に、みなさんがICPCに取り組んだ経験は今後社会に出てもかならず役に立つと思います。
みなさんが日頃培った知識や技術を活かして、国内予選で活躍されることを心から応援させていただきます。
それではみなさんにつくばでお会いできることを楽しみにしています!

NTTコミュニケーションズ株式会社
技術開発部
小倉 真人

NTT communications


株式会社フィックスターズ

私たちFixstarsでは計算機の能力を最大化するためのアルゴリズムとアーキテクチャの研究に日々明け暮れています。
ACM-ICPCに参加する、だって??素晴らしいですね。
この挨拶を読んでいるあなた、そう、あなたはムーアの法則の限界を破り、技術的特異点を現実のものとする未来の勇者の一人に違いありません。
私たちFixstarsのメンバーはあなたの同志です。ACM-ICPCで切磋琢磨、鍛錬を行い、一緒に頑張りましょう!

メモリ事業部
シニアエンジニア 森田
エンジニア 小松田

fixstars


LINE株式会社

ACM-ICPCに参加される皆さん

LINE上でのメッセージのやり取りは、1日最大200億回以上行われています。このような大量のデータを素早く効率的に処理するには、愚直な実装を行っても問題の発生は避けられません。
私たちはこの大規模サービスを効率的にかつ安定して提供するために、さまざまな技術を活用しています。中でもICPCなどのプログラミングコンテストで求められる効率的なアルゴリズムやデータ構造の知識は日々進化するサービスを支えるために役立てています。

また、ICPC は他の人と一緒にコードを書くことで、自然とコードレビューを行い、その習慣が身につく機会にもなると考えています。社内でも実際のコードとレビューコメントを使ってやり取りを行い、エンジニアの意思を可視化できるようにしています。良いコードを書き、良いサービスを作るには、コードレビューはなくてはならないものです。

line
※社内の様子

大会でよい結果が生まれることを祈念しております。
そしてつくば大会でお会いできること、楽しみにしております。

LINE株式会社 上級執行役員 サービス開発担当 池邉 智洋


グーグル株式会社

問題

ICPC に出場するあなたに、ある企業から迷路が与えられた。迷路を始点から終点まで辿りながら、通路に書かれている文字を並べると、何かメッセージが表示されるらしい。あなたの仕事はコンピュータを使ってメッセージを解読することである。

入力

データセットの最初の行には、迷路の高さ N と横幅 M が与えられる。その後に続く N 行はそれぞれ M 文字の文字列を含み、全体で迷路の盤面を示す。盤面上の * は壁を表し、それ以外の文字は通路を示す。通路のうち + は文字の書かれていない通路を示し、それ以外の文字は、通路に書かれている文字を示す。なお、盤面の外を通ることはできないものとする。
迷路の始点は左上、迷路の終点は右下にあり、それら2箇所は文字の書かれていない通路であることが保証されている。

出力

迷路の始点から終点までを、同じマスを二度以上通ることがないように辿った時に通過した文字を、通過した順に1行で出力せよ。なお始点から終点までの経路は一通りしかないことが保証されている。

入力例

11 11
+*+*imasuha
S*t***Y***+
o*imer_*_ur
f***+***H*o
twa*+*soir*
+*r*e**k*a+
c*e*nd_*l*s
r*_*i**vgea
e*+*gag*t*w
a*+En*e*m*a
m*j*ya**_*+

出力例

Software_Engineer_Yasuharu_Hirasawa
Google
入力

入力データはこちら: http://goo.gl/34PWEj


日本アイ・ビー・エム株式会社

みなさん、こんにちは。 日本アイ・ビー・エム、ユニバーシティ・リレーションズの加藤です。
IBMは、コンピューターやテクノロジーを使って、世界をより良いものに変えて行く努力を日夜続けています。ACM-ICPCで、より良いコーディング、より効率的なアルゴリズムの開発に真摯に取り組むみなさんを会社を上げて応援しています。アジアつくば大会には、過去のACM-ICPC選手で現在IBM社内の様々な部署で活躍中の現役社員を連れて応援に参ります。

みなさんのチームが、ACM-ICPC国内予選で活躍されること、コンテストへの参加を大いに楽しまれることを願っております。つくば大会でお会いできるのを楽しみにしています。

日本アイ・ビー・エム株式会社
研究開発 ストラテジー&オペレーションズ
Technical Vitality & University Relations
辻 智、加藤 直子、沼田 祈史
IBM