競技ルール

国内予選における競技ルールを以下に示します。

  1. 使用できるプログラミング言語
    競技参加者が使用できるプログラミング言語は C、C++、Java のいずれかのみです。
    利用するプログラミング言語で標準で提供されている機能,ライブラリは利用して構いません(例: コンパイルオプションをつけると C++11, C++14の言語機能,ライブラリを利用できる場合は利用して良い)。
    開発環境(Eclipse, Visual Studioなど)は使用して構いません。
    プログラム内において他言語によるプログラム(perlやpythonなど)を起動しているプログラムは解答とは認められません。
  2. 電子的な事前準備の禁止
    競技に使用するマシンにサンプルプログラムやアルゴリズム記述等ヒントとなる電子的な情報を前もって設置,準備してはなりません。 またUSBメモリやCD-ROM等の外部メディアの使用、電卓や電子辞書、携帯電話の使用も禁止されています。 ただし、印刷物(参考書や辞書、プリント等)の持ち込みは許可されています。 参加者が競技実施中に参照してよい電子的な情報は、問題の閲覧や解答の提出を行うWebページと、競技に使用するマシン上に存在するマニュアル類(man、info、Java API document、http://en.cppreference.com/w/cpp ( http://en.cppreference.com/w/File:html_book_20151129.zip) を事前にダウンロードしておいたもの、など)だけです。
  3. 自チーム以外の者との相談の禁止
    競技中、参加者は自チーム以外の者と相談してはなりません。 補欠ならびにコーチ、監督者との相談も禁止されています。 そのため、競技中のチャットや電子メールの送受信は許されません。
  4. ネットワークアクセスの禁止
    所定のWWWサイトにおける問題の閲覧、解答の提出、 順位の確認 以外の目的で Web ページにアクセスすることは許されません。 また、 ftp、ssh 等のリモートアクセスコマンドによって他のマシンにアクセスすることも禁止します。審判団に連絡する必要が生じた場合は,監督者経由でメールを送ってください。そのためのメールアドレスは,競技中に問題の閲覧や解答の提出を行うWebページに掲載されます(事前には公開されません)。
  5. 使用する計算機は 1 台
    1 チームには 3 名の参加者がいますが、 競技にはチーム全員で 1 台の計算機のみ使用できます。 また、その計算機で一度に使用できるのはマウス、キーボード、ディスプレイ、プリンタ各1台だけとします。
  6. プログラム自動生成ツールの使用禁止
    yacc や lex といったプログラムの自動生成が可能なツールの 使用は禁止します。
  7. 教員による監督監督者の方へ: 競技終了後、 監督者の方から「参加チー ムに不正行為がなかったこと」を御報告頂きます。 具体的方法は追ってお知らせいたします。

 

【競技ルール FAQ】

  • Q1. 競技ルール 1 において使用できるプログラミング言語を定めていますが、
    これはチームごとに1つの言語のみを使えるということですか、それとも、
    問題ごと、解答ごとに異なる言語を使ってもよいのですか?
  • A1. 後者です。各チームは、問題ごとに、C, C++, Javaのいずれかを選んで解
    答してください。問題ごとにプログラミング言語を変えても構いませんし、
    ある問題への提出が誤答となった後、別の言語で作りなおして回答を提出
    しても構いません。ただし、「成績判定ルール」内の「正解の判定・入力
    データ」にあるように、正答の条件は「同一のプログラムが、まだ解いて
    いない入力データ2つに対し連続で正解を出力することができた」ことで
    あることに注意してください。
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    【更新履歴】

    • 2015年6月19日: 2「電子的な事前準備の禁止」の項の、マニュアル類の例示に「http://www.cplusplus.com/reference/を事前にダウンロードしたもの」が追加されました。
    • 2016年5月15日: 2「電子的な事前準備の禁止」におけるURLを修正しました。
    • 2016年5月15日: 7「教員による監督」における文言を修正しました。
    • 2016年6月23日: 競技ルールFAQ  Q1. を追加しました。