応援メッセージ

来るACM-ICPC国内予選に参加するみなさまに向けて、協賛していただいた企業の方々からいただいた応援メッセージを掲載します。

掲載順: 株式会社 bitFlyer 株式会社Preferred Networks 株式会社MUJIN 株式会社リクルート LINE株式会社 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 グーグル合同会社 株式会社いい生活 株式会社ドワンゴ 株式会社フィックスターズ NTTコミュニケーションズ株式会社 freee株式会社 株式会社レトリバ 株式会社オプト 株式会社ディー・エヌ・エー

 


株式会社 bitFlyer

ICPC2018横浜大会に参加される皆さん、こんにちは。2018 年より、bitFlyer は ICPC に参加される皆様をスポンサーとしてお手伝いさせていただくことになりました。

当社は国内最大級の仮想通貨・ブロックチェーン企業です。当社が開発したプライベート・ブロックチェーン「miyabi」は、既に金融や製造、小売、不動産など、日本のさまざまな業界で活用されており、日々開発を続けています。

2014 年の創業以来、bitFlyer のビジネスは優秀なエンジニアによって牽引されてきました。中には ACM-ICPC 日本代表として世界大会に挑んだエンジニアも在籍しています。未知の問題に対処する論理的思考や課題を多面的に捉える視点など、競技プログラミングを通して培われる能力は多くあります。bitFlyer はそうした能力を高く評価しており、優秀な方には新卒社員であっても最高年俸 {(3,2,9,4,6,4) を sum((a,i)=>(10-i)!*a) に適用} 円の提示など、実力にふさわしいステージをご用意しています。

競技プログラミングを通してスキルを磨き、チーム一丸となって世界を目指す皆さんを bitFlyer は全力で応援しています。これまで積み重ねてきた努力の結果をすべて出し切り、心から楽しめる大会にしてください!

株式会社 bitFlyer

エンジニア一同


株式会社Preferred Networks

ACM-ICPC に参加される皆様、こんにちは。私は株式会社 Preferred Networks(通称:PFN)でエンジニアをしている今城健太郎です。ICPC のアジア地区予選には 2008 年から 4 度参加し、最後の年には ICPC World Finals に派遣していただきました。ICPC は、社長を始めとして多くの在籍メンバーが参加していたこともあり、とても思い入れの深い大会です。PFN では現在、深層学習を使って世の中の様々な問題を解決すべく研究開発を行っています。深層学習関連のコア技術の研究開発はもちろん、その応用に関してもデータやタスクに応じた適切な手法の選択や非自明な工夫がなければ上手くいかないことがほとんどであり、ここに ICPC で培った問題解決に必要なアルゴリズムを見抜く力や実装力が活きていると日々感じています。また ICPC は、他の多くの大会とは異なりチームワークが必要な大会でもあり、チームメンバーの得意不得意をうまく活かしながら問題を解いていくその経験は、1 人だけで解決するのが難しい問題をチームとして取り組むとういこともあり、そういったところで社会人になった今でも活きていると感じています。遠くに住む猛者たちとも切磋琢磨できる数少ない場だと思いますので、是非楽しみながら様々な経験をしていただければと思います。皆様の活躍応援しておりますので、頑張ってください。


株式会社MUJIN

皆さんこんにちは!MUJINの山内です!
去年に引き続き、今年もスポンサーとして皆さんを応援することができ、嬉しく思います。準備のほうはいかがでしょうか?皆さんが全力を出し切って戦えることを心より祈っております。

MUJINは、高度なソフトウェア技術力により、産業用ロボットに「脳」と「目」を与え自律的に動作させる次世代のロボット制御システムの開発と、自律的ロボットにより生産現場や物流現場の自動化を推進している会社です。特に少子高齢化による労働人口の減少が進む日本では、知能化による産業用ロボットの活用範囲の拡大が、社会の維持・成長のため喫緊の課題になっております。MUJINの自律的制御システムは、ロボットを知能化しこの課題を解決するもので、弊社のソフトウェアエンジニアの書いたコードが生産や物流の現場でロボットを動かし、実際の世界で大活躍しています。このシステムの開発には、高度な技術と優秀なソフトウェアエンジニアが不可欠です。MUJINで活躍しているエンジニアにも、皆さんのようにACM-ICPCやImagineCup、手前味噌ながらMUJIN Programming Challengeで活躍した社員が多く、ACM-ICPCで培った実力・経験は必ず今後のキャリアに活きると思います。皆さんには、本大会に参加している優秀な未来のエンジニア達との協力や競争、交流を通じて多くの事を学んでほしいと思います。何より、ACM-ICPCを楽しんで下さい!皆さんのご健闘を心より願っております!


株式会社リクルート

ICPC参加者のみなさんこんにちは!こちらのコーナーでは株式会社リクルート(Indeed Tokyo)を代表して劉がご挨拶申し上げます.

まず,みなさんはICPCにどんな思いを抱いているでしょうか.プロコンが好きで大学生だから出てみよう!(又は,そういった友達に連れられて参加している)という方が多いのではないのでしょうか.コンテストがあればとりあえず出る,尤もな動機だと思います.

しかし,ICPCに出るからには味わってほしい楽しみというものがあります.それはチーム戦の楽しみです.

普段のコンテストは難問に孤独に立ち向かうことを強いられているでしょうが,ICPCではチームメイトに助けを求めたり,能力を補い合ってより高みを目指すことができます.個人で参加していてはどうやっても対処できない問題を捌いていくのはとても爽快感があります.

チームコンテストなんて,自分のやりたいタイミングで実装できないし,思い通りにならなくてもどかしい,なんて人もいるかもしれません.

しかし,これこそがICPCで差を付けるチャンスです.皆同じハンデを負っている中,影響をいかに最小限に留めることができるかが鍵です.

一般には,パソコンをなるべく空けないように,誰かはコーディングしている状態を保つのが最善とされています.また,いざパソコンを使えるようになったとき実装をスムーズに進められるように,頭の中や紙の上で大まかな実装の概要を考え簡潔にしておくことで,普段より速くコーディングを済ませることができます.

さて,ここまで競技について触れてきましたが,ここをご覧の方にはICPCのコンテストと職業としてのプログラマに実際のところ一体何の関係があるのか疑問に思う方も多いでしょう.

しかし,心配は無用です.こういったコンテストに出ている人はコーディング能力が大変高いです.アルゴリズムに関わる作業においてはコンテスト経験のない人と比べれば圧倒的なのはもちろんのこと,コンテストへの参加で培われた,ちょっとしたロジックを思い浮かべ正確に記述する能力は基礎スキルとして必ず助けになるでしょう.なので,思う存分プログラミングコンテストに打ち込んでください.

そして,リクルート(Indeed Tokyo) では数々のICPC元参加者たちがその能力を日々遺憾なく発揮させています.大規模なトラフィックやデータを扱う上で計算量の理解は役に立ちますし,簡潔なコードを書く能力も大いに役に立ちます.元参加者は入社してからも日常的にコンテストに参加している人も多いですし,機械学習コンペに転向しトッププレイヤーまで上り詰めた人もいます.私自身も今年の4月にはICPC世界大会に参加しました.

最後になりますが,選手の皆さん,国内予選とアジア地区予選,そして世界大会での活躍を期待しています!

ソフトウェアエンジニア 劉


LINE株式会社

ACM-ICPC に参加されるみなさま、 LINE株式会社で広告やデータまわりの Product Management をやっている副田です。

ICPC には選手として数回参加した後、コーチの互助組織(OB/OG の会)の立ち上げ等に関わりました。

2018年3月時点で、LINEがサービスを提供している主要4カ国(日本・台湾・タイ・インドネシア)でのMAUは1億6500万になりました。これらの国のユーザーに、メッセージングサービスだけでなく、ニュース等のコンテンツ配信や決済システムなど、様々なサービスを提供しています。この規模でのサービスを提供・改善する際には「これだけの規模で、この計算はできるだろうか?」「このアーキテクチャで実装した場合、ミスなくできるだろうか?」みたいな、技術的な「勘」が重要になってきます。

もちろん、実際のサービスは open ended problem で、技術的な正解があるとは限らないのですが、本気でアルゴリズムを勉強し、本気で実装を悩む経験(しかも時間制限つき!)は、エンジニアとしても、また、プロダクトを企画する立場でも非常に役に立ちます。

みなさまが ICPC で健闘されることを、また ICPC を通じて得難い経験を得られることをお祈りしております!​


日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

みなさん、こんにちは。日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ天野です。

当社は、インドに拠点を置く世界有数のコングロマリット、タタ・グループのIT企業TCSと、
世界中でビジネス展開する三菱商事の合弁会社です。
今、AIやIoTといったデジタル技術は著しい変化を続け、企業は変革が求められています。
いかに迅速にアジャイルな事業体制を構築できるかが、競争を勝ち抜く鍵です。
当社はお客様にその道筋を示すパートナーの役割を担うべく、ITプロフェッショナル育成にも注力しており、
その一環として、本大会にも協賛しています。

ACM-ICPCで担った、プログラミングスキルと問題解決能力、優れたチームワークは、今後のキャリアにも必ず活かされます。
是非、この経験を大切にし、楽しんでください。
皆様の実力が最大限発揮されることを祈っています。
本選でお会いしましょう。

HR人材統括部 採用マネージャー 天野留美子


グーグル合同会社

みなさん、こんにちは!昨年まで選手やコーチとして参加していた自分が、いろいろ思い出しながら企業メッセージを書く立場になるのは感慨深いです。アルゴリズムを考えてプログラムとして表現する楽しさを目一杯味わってもらえたら嬉しいです。

ところで、Google からの今年の企業賞は、「国内予選の総正答数を N としたとき、1 googol (=10^100) mod N 番目の正答を出したチーム(値が 0 のときは N 番目のチーム)」に授与されます。ふむふむなるほど、偏りがありそうですね。さらに過去の大会から、今大会の総正答数や参加チーム数、問題数などを予想すれば、事前に傾向を分析できそうです。そして本番で確率が高そうなタイミングで提出すれば…夢が広がりますね!

みなさんが今大会を精一杯楽しんで悔いのない結果が出せるように応援しています!

Software Engineer, 瀧瀬和樹


株式会社いい生活

writer: 株式会社いい生活 アルゴリズム同好会会長 越智来人

■ A – e-seiseki

ICPC 国内予選の成績のうち、次の条件を満たすものをいい成績と定義する。

* アジア横浜大会の出場チームに選抜されること。

* 任意のチームメンバーが悔いを残さないこと。

* その他、各自が定めた目標を達成すること。

あなたは N 週間後に ICPC 国内予選を控えている。

このとき、貴チームの地区予選での成績がいい成績となる確率を少しでも高くするために、今のあなたが取り得る有効な行動の数を数え上げよ。

ただし、答えはとても大きな数になる可能性があるため、答えを 10^9+7 で割った余りを出力せよ。


株式会社ドワンゴ

ドワンゴは、niconicoなどのWebサービスの運営する会社です。
アプリケーションやサービス開発だけにとどまらず、低レイヤなソフトウェア開発はもちろん、FPGAを用いたハードウェア開発まで行い、幅広い分野の技術者が活躍しています。
また、機械学習, 3DCG, コンピュータビジョンなどに関連した研究開発を行うドワンゴメディアヴィレッジという組織があり、少し先の未来を見据えた開発にも力を入れています。

ドワンゴには競プロ経験者が多く働いており、ドワンゴ競技プログラミング同好会があります。
一緒にコンテストや勉強会に参加したり、自社で開催するコンテストの運営も活動の一貫です。
ICPCは日本中・世界中の学生と競い合い、楽しみながら学習し、人脈を広げるまたとない機会です。
皆さんのコンテストでのご健闘を願っています。

ドワンゴ競技プログラミング同好会 一同


株式会社フィックスターズ

皆さんこんにちは。株式会社フィックスターズの吉田・長江です。

私達は去年、一昨年とACM-ICPCに選手、コーチとして参加していましたが、今回はスポンサーとして皆様をサポート出来ることを嬉しく思います。
フィックスターズでは、ハードウェアの性能を最大限引き出せるようなアルゴリズムを設計しプログラムを書きます。
そのためどの演算がどの程度行われるかといった、計算量の見積もりなどが重要となることも多く、競技プログラミングの経験が活きてくる場面は少なくありません。

また実装力が必要となることも多々あり、ACM-ICPCで鍛えられた力は大いに役立ちます。
加えて(WAを出し続けて鍛えられる)メンタルの強さも活かされると思います。

ACM-ICPCで得られる技術的なスキルはもちろん、それ以外の友人との出会いや人脈なども貴重なものです。
この国内予選が仲間と共に戦ったというかけがえのない思い出となることを願っています。
皆様と本選でお会いできることを楽しみにしています!

エンジニア 吉田・長江


NTTコミュニケーションズ株式会社

みなさん、こんにちは。
NTTコミュニケーションズ採用育成担当です。

今年もみなさんを応援させていただけることになり、大変嬉しく思っています。

NTTコミュニケーションズは、世界中に張り巡らされたネットワークやデータセンターを強みとし、世界中のお客様に音声サービスやネットワーク、クラウドやその上で動くアプリケーションサービスを提供しています。

当社は長年、強みであるネットワークをソフトウェアで動的に制御するSDN(Software Defined Network)の実現に取組んできました。

また、現在は、クラウドサービスの自社開発に加えて、ビッグデータやIoT、AI、セキュリティといった先進的な技術分野で、お客様のビジネスプロセスの革新、新たなビジネスモデルの創出に取り組んでいます。

こうした先進的な技術分野ではソフトウェアの力が重要になり、時に問題を解くために様々な知識や粘り強さが求められます。ICPCでも問題を解くために、仕様を理解し、アルゴリズムを考え、実装し、時にはバグに対し粘り強いデバッグが必要になります。

みなさんが日頃培った知識や技術を活かして、ICPCを楽しんでください。
NTTコミュニケーションズでは、みなさんのご検討を心から応援しています!!

NTTコミュニケーションズ 採用育成担当
千々岩真志


freee株式会社

ACM-ICPCに参加される皆さん

こんにちは、freee株式会社CTOの横路です。

freeeにはACM-ICPCのアジア大会に入賞経験があるメンバーが在籍するなど、アルゴリズム・コーディングへの深い洞察を持つエンジニアが多く活躍しています。技術的な高い知見に基づいて、ユーザーの課題を本質的に解決できるサービス作りを目指し、様々な技術的強みを持つチームが、切磋琢磨しながら開発にあたっています。

freeeは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」というミッションを掲げ、中小企業の方々がそれぞれの事業に持つ夢や思いを実現できるよう、彼らの可能性を広げるためのテクノロジーを開発しています。

機械学習などの最新の技術を取り入れたクラウド型の会計ソフト・人事労務ソフトによって面倒な作業を効率化し、中小企業の方々が本当にやりたいことに集中できる環境を生み出しています。さらに、それらサービスを通じてお預かりしている「会計・人事」という企業活動の根幹に関わるデータを活用することで、よりよい経営の意思決定に繋がるサポートができるようにしています。

※上の写真はエンジニアメンバーで屋形船での納会を開催したときの写真です。

皆さんがACM-ICPCのコンテストに向けて技術やチームワークを高めていらっしゃるご経験は、まさにサービスを開発する上で必要なものであり、今後のキャリアにとても活きるものだと

思います。皆さんが、横浜での予選大会で力を発揮されることを、精一杯サポートさせていただきます。応援しています!

freee株式会社

CTO 横路 隆


株式会社レトリバ

株式会社レトリバの岩田です。学生時代には皆さんと同じように、ICPCに参加していました。去年に引き続き、スポンサーとしてみなさんを応援できることを嬉しく思います。

レトリバでは、コールセンターの課題を解決するために、様々なソフトウェアの研究開発や製品開発を行っています。その際に必要となる知識は、音声認識、自然言語処理、機械学習、情報検索など、など多岐にわたります。例えば、自然言語処理の基礎となる形態素解析の処理では、形態素(単語のような、小さな文字列の単位)に分割して品詞を推定します。このときに、ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)という動的計画法に基づいたアルゴリズムが使われています。ICPCでは、そういったアルゴリズムを学ぶ他にも、実装力やチームワークを磨くこともできますし、楽しみながら参加していただければと思います。

レトリバはICPCに参加する皆さんを応援しています!


株式会社オプト

こんにちは、株式会社オプトの潮田です。
ACM-ICPC国内予選にご参加の皆様、コンテスト当日が迫っていますが準備は万端でしょうか?ライブラリの整備や個別の練習もですが、3人1組でPCを使うという特有の形式も意識しておくと良いでしょう。OB/OGの会による模擬国内予選も助けになると思います。
自分も学生の頃にはICPCに参加しており、World Finalsにも出場しました。選手として競っていた立場からスポンサーとして協賛する立場となったこと、感慨深いですね。

インターネット広告代理店であるオプトでは広告の提案/制作/運用などを行なっており、エンジニアは主にアドテクにまつわるプロダクトを開発しています。広告効果測定ツールではオーディエンス(広告を見た人)の閲覧ログを取りこぼさずに計測したり大量のデータを集計して柔軟に表示する、ダイナミックバナー配信ツールでは推薦アルゴリズムを練ったりアクセスが集中しても確実に配信できるようにするなど、複雑な要件に対する性能や信頼性が重要となる場面が少なくありません。性能改善の勘所やコーナーケースの察知など、競技プログラミングで培った考察力や感覚は血肉となって活きていると感じられます。

ICPCにおいては、チーム内外とのコミュニケーションも面白いところですね。アジア地区予選に駒を進めると全国の同年代トップ層と交流できる貴重な機会なので、皆様ぜひ進出を目指していただきたく思います。
学内での競争が熾烈なチームもあるでしょう。チームメンバーを集めるのに苦労したチームもあるでしょう。どのチームも悔い無く戦えることを祈っております。gl&hf!

株式会社オプト
テクノロジー開発部
シニアエンジニア 潮田 資秀


株式会社ディー・エヌ・エー

ACM-ICPC 2018 国内予選に参加される皆様、こんにちは。株式会社ディー・エヌ・エーのエンジニア汐田です。ICPCには2009年度から2013年度まで参加し、アジア地区大会にも参加させていただきました。ICPCは私が本格的にプログラミングに興味を持つきっかけでもあり、最も思い入れのある大会です。私は現在セキュリティエンジニアで直接効率の良いアルゴリズムを構築・設計する機会は少ないのですが、日々ICPC学んだことが業務で活きています。

競技プログラミングで身につけられるものは何でしょうか?代表的なものには、コーディング力・アルゴリズムの知識や応用力、問題解決能力(自明な方法で解決できない問題へのアプローチの仕方)などがあると思います。そしてこれらはエンジニアとして重要なスキルセットであり、競技プログラミングはこれらを短期間で実践的に身につけられる手段だと考えています。

ICPCで身につけられるものは何でしょうか?ICPCはチームで挑むコンテストであり、ルール上の制約によりチームワークがよりシビアに求められる大会です。たった一度の本番の、限られた時間で使用できるマシンは1台。そういった条件下でどの問題にどのように手を付けるか。誤った方針で実装を始めた場合、取り返しのつかないことにもなりえます。短時間で、自分の方針の正しさを自分自身で根拠を持って確信すること、それをチームメイトに説明すること、チームメイトの方針を聞き穴をしっかり指摘し共に改善していくこと、などが求められます。これらは、チームで成果を出すために技術的な意思決定をする上で、不可欠な能力です。

全力でより上位や予選突破を目指す過程で、ICPCから得られる経験はより濃密になると思います。日々の練習の成果が発揮できるよう、少しでも悔いのないコンテストになることを応援しています!頑張ってください!