成績判定ルール

国内予選の成績判定ルールは下記の通りです。2015年の予選システムユーザマニュアルも併せて参考としてください。

競技の進め方

  1. 国内予選の開始時刻になると、事前に通知されたWebサイト上に問題が公開されます。
  2. 各チームは好きな問題を選んで解答プログラムを書き、与えられた入力データに対して手元のマシンでプログラムを実行します。
  3. そして、出力(実行結果)とプログラム(ソースプログラム)を所定の方法(Web経由)で審判団に提出し、正答であるかどうかの判定を受けます。なお、国内予選では、手元のマシンでの実行となるため、実行時間やメモリ使用量については、審判団では制限・判定しません。また、提出したプログラム(ソースプログラム)のサイズが1MBを超える場合、出力が正解であっても受付けられないことがあります。
  4. これを繰り返していき、より多くの問題を、より早く完了(正解)することを競います。

完了の判定・入力データ

  1. 入力データは、各問題ごとに 4 個用意されています。
  2. 「同一のプログラムが、まだ解いていない入力データ 2つに対し連続で正答を出力することができた」ことをもって、その問題を完了したと見なします。
  3.  1つの入力データについて提出した出力が誤答と判定された場合、同じ入力データに対して正答となるまで、プログラムの修正と再提出を繰り返すことになります。正答と判定されるまで、先には進めません。
  4.  1つの入力データについて提出した出力が正答と判定された場合、別の入力データが渡され、それに対し同じプログラムにより正答を出力できるかどうかを判定します。プログラムを変更するような操作は、一切行ってはなりません。
  5. あるプログラム提出に対して「 1つ目の入力データに対し正答、 2つ目に対し誤答」となると、次のプログラム提出時には、前回誤答となった 2つ目の入力データを 1つ目として判定を行うこととなります。例を示します。
    プログラムp1で入力データd1に対して正答した場合、続いて同じプログラムp1で 別の入力データd2についても出力を提出するように求められます。
    そこで正答した場合は「その問題は完了した」という扱いになります。
    同じプログラムp1では入力データd2について正答できなかった場合、別のプログラムp2を作り、入力データ(d1ではなく)d2に対し出力を提出することになります。 d2に正答できた場合、さらに別の入力データd3の出力を提出することになります。
  6. 「 1つ目正答、 2つ目誤答」を3回繰り返すと、入力データがなくなってしまいその問題が完了できなくなってしまいます。

順位付け

順位は次のルールで決まります。

  1. 完了問題数の多いチームが上位
  2. 完了問題数が同じ場合は、完了した問題について、所要時間に誤答ペナルティを加えた値の合計が小さい方が上位
    (i)  所要時間:競技開始時刻からその問題が完了となるまでに要した時間
    (ii) 誤答ペナルティ:完了する以前にその問題について誤答を提出した回数×20分(完了できなかった問題の誤答には各20分のペナルティは発生しません。)

解答提出状況と対応する時間の例を以下に示します。

  • 16:30に競技開始
  • 問題Aは17:10に完了 → 40分
  • 問題Bは17:30と17:50に誤答を提出した後、18:10に完了 → 100分 + ペナルティ 2 × 20 分
  • 問題Cは18:55と19:25に誤答を提出; その後も完了に至らず
  • 問題Dは18:00に誤答を提出; その後も完了に至らず
  • 問題Eは手つかずで提出なし

この場合、完了問題数は問題AとBの2であり、時間はペナルティの40分も加えて計180分となります。
問題C, D, Eは完了に至っていないので、完了問題数に数えられませんが、ペナルティもありません。


6月21日 競技の進め方 3.に赤字部分を追記しました.