Message of the Chairperson of IISF

ACM-ICPCアジア地区予選東京大会当日の表彰式でのスピーチを掲載します。

chair
Good evening everyone. I am Kiminori Utsunomiya, the chairperson of International Information Science Foundation. On behalf of International Information Science Foundation, which organized this Asia Regional Contest in Tokyo, I would like to say a few words of gratitude.

At the outset, to all the participants, I appreciate the hard work you have been doing since early this morning.

ACM’s Programming Contest has been held every year since 1977, as part of their student education program. The number of participants has grown rapidly; last year there were about 40,000 participants from about 2,300 universities worldwide, undoubtedly making this the premier international competition in programming.
This is the seventeenth time that the Asia Regional Contest has been held in Japan. This year, 326 teams from 72 universities participated in the Japanese preliminary contest.
I am very proud of recent results. In June this year, four competitors of last Asian Regional Contest had great performances at the World Finals held in Ekaterinburg, Russia. Peking University and National Taiwan University won the gold medals, Shanghai JiaoTong University and the University of Tokyo won the silver medals.

Last year, we were able to increase the number of competitors as a result of our newly created “Ikebe Special Berth”. It was realized by the efforts of the former chairperson, Professor Yasuhiko Ikebe, who was hoping that more university students would participate in the Asia Regional Contest.

At this point, I would like to take the opportunity to thank all the people who helped make this such a wonderful event. Without their help, this would never have come to fruition.
First, I would like to thank the Director of this Regional Contest, Associate Professor Hironori Washizaki of Waseda University, for realizing such a tremendous event.
My appreciation also goes to Steering Committee Members, all student volunteers, ICPC Secretaries and Japanese Alumni Group. Without all of your support, the participants may not have been able to program at the best of their abilities
I would also like to thank the Chief Judge, Associate Professor Tetsuro Tanaka of the University of Tokyo along with all of the judges who made sure that all decisions would be fair. This is not an easy task, and I really commend them. Without their hard work, and the resulting appropriate set of problems, this contest would not have been a success.

I would further like to thank the following 21 Japanese industrial sponsors:
IBM Japan, Ltd.
Recruit Holdings Co., Ltd.
AtCoder Inc.
CANON INC.
DreamArts Corporation
DWANGO Co., Ltd.
Fixstars Corporation  
FUJITSU LIMITED
Google Japan Inc.
KLab Inc.   
LINE Corporation  
Preferred Infrastructure, Inc.  
Softfront
Wantedly, Inc.
WORKS APPLICATIONS CO., LTD.
Yahoo Japan Corporation
GREE, Inc.
M. SOFT CO., LTD.
NISSEICOM, LIMITED
NTT COMWARE CORPORATION
You works Corporation

I would also like to thank the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, the Ministry of Economy, Trade and Industry, the Ministry of Internal Affairs and Communication, and all other entities that supported this event.

Last but not least, I would like to thank each and every one of you for participating in this event. If it wasn’t for each of you, the 5 teams from Asia, and the 35 teams from Japan, this event would never have been such a success. Thank you once again.

I hope everyone had a great time here. And I hope that the team that goes to the World Finals will become world champions.
Although this event is about to end in a while, I hope you will get to know each other, and that the friends you make today will last forever.

ACM-ICPC 2014 Tokyo Regional Contest is Over

ACM-ICPCアジア地区予選東京大会が無事に終了しました。海外からの5チームを含めた40チームが参加し、プログラミングや問題解決の能力と技術をチームで競いました。詳しくは、公式サイトの「問題」や「順位表」をご覧ください。優勝は東京大学のチーム「!#$%&()*+-./:;<=>?@[\]^_`{|}~」でした。
本大会のホストである早稲田大学と、協賛いただいた各社、そして多数のスタッフ・ボランティアに支えられて、今年も無事に開催することができました。
icpc2014_asia_tokyo

昨年好評を博した動画配信は、今年もニコニコ生放送で行われました。おかげさまで今年も好評で、累計来場者数は千人を超えています。

ACM-ICPCに関する報道記事や各教育機関の広報は、こちらで紹介予定です。
世界大会は、2015年5月にモロッコで予定されています。アジアから世界大会に進出する大学(1チーム1大学)は35の枠があり、アジア各地の全18の地区予選大会の結果を総合して決められます。例年は、12月以降に発表されています。

アジア地区予選東京大会迫る

アジア地区予選東京大会が、10月18日に行われます。
競技に参加予定の方は、万全の準備で実力を発揮できるよう、東京大会からリンクされている関係ページを、もう一度確認しましょう。

こちらのページでは主に、選手以外の方に向けた情報を掲載予定です。

解説・中継動画 (一般向け)

コンテスト当日は、現地から中継や解説の動画が配信される予定です。詳しくは、
ICPCチャンネルを御覧ください。

順位表 (一般向け)

コンテスト当日には、順位表が以下のURLで公開される予定です。
http://icpcsec.storage.googleapis.com/icpc2014-regional-live/public/standings.html

オンライン体験参加 (一般向け)

aoj2014

今年の特別企画として、10月19日(日)9:50-14:50(予定)までの5時間で、ACM-ICPCアジア地区予選東京大会に参加する選手が解いているものと同じ問題を、インターネット上のオンラインジャッジで体験できる予定です。なお、この企画は会津大学のAizu Online Judge (AOJ)の協力のもと、試験的に実施するものです。技術的な理由により、予定通りには実施できない可能性があることを予めご了承ください。

日時: 10月19日(日)9:50-14:50(予定) アジア地区予選東京大会本戦の競技時間よりも30分遅れる進行となる予定です。
参加方法:
(1) AOJのアカウントを事前に作成し、問題の解き方に馴染んでおくことをお勧めします。アカウントの作成などは、チュートリアルを御覧ください。
(2) 競技開始時刻にAOJにアクセスし、案内に従ってください。
補足: 場合により、問題の公開を先行させ、提出プログラムに対する正誤の判定開始が遅れる可能性があります。また、アジア地区予選東京大会本戦とは、使用可能言語、時間制限、メモリ利用制限などが異なります。そのために、場合によってはAOJでは解けない問題も生ずるかもしれません。一部の問題は判定の対象外となる可能性があります。さらに、このオンライン体験参加では問題に関する質問はできません。
補足2: 体験参加なので、「何を参照してはいけない」などの制限は特に設けられていません。従いまして、選手が参加している正規コンテストとは条件が異なります。また体験参加の順位についても、各参加者が異なる条件で参加している可能性があることを念頭において理解する必要があります。

JavaChallenge (参加者・関係者向け)

ACM-ICPC参加チームとゲストが競う、JavaChallengeの概要が公開されています。以下のページを御覧ください: https://icpc.iisf.or.jp/2014-waseda/regional/java-challenge/

応援メッセージ

来るACM-ICPCアジア地区予選東京大会に参加するみなさまに向けて、協賛していただいた企業の方々からいただいた応援メッセージを掲載します。
メッセージ一覧(掲載順): 株式会社ソフトフロント株式会社エム・ソフトIBMグリー株式会社株式会社フィックスターズ

株式会社フィックスターズ

こんにちは。フィックスターズのリードエンジニア、田中です。フィックスターズは、高度なソフトウェア技術力を活かして、「金融」「医療」「産業」「デジタルメディア」など様々な分野のお客様のビジネスを加速するソリューションを提供しています。そんな当社は、エンジニアが社員の9割を占め、エンジニアが中心の企業文化が根付いています。コンパイラ・仮想マシンをさらっと作ってしまうようなソフトウェアエンジニアやカーネルハッカーはもちろん、 元半導体設計者から、各種アルゴリズム開発者まで多様なバックグランドを持った優秀なエンジニアが多数在籍しており、 技術に貪欲な仲間たちが切磋琢磨し、エンジニアとして高度な実力を磨くことができる環境です。
HappyHacking-fixstars
業務とは別に、有志の社員が集まって、毎年、社内でプログラミングコンテストを開催したり、機械学習、画像処理、アルゴリズムなどの様々なテーマで勉強会を定期的に開いています。また、社外のプログラミングコンテストへの参加も奨励されていて、私自身、TopCoderなどにときどき参加しています。今年は、社内のメンバーと箱根の旅館でプログラミング合宿も行いました。
ICPCに参加される選手の皆さん、今まさに最後の準備をされている頃かと思いますが、皆さんがこれまでの努力の成果を出しきれるよう、心から応援しています。
大会当日、皆さんとお会いできること楽しみにしています!
リードエンジニア 田中 伸明

グリー株式会社

グリーのエンジニアの田畠です。グリーは日本のモバイルインターネットサービスを牽引する企業として、ソーシャルゲームを初めとした様々なサービスをユーザに届けています。大規模なサービスを支えるために、ゲーム開発/インフラ運用/データ分析など様々な分野のエンジニアが数多く働いており、技術的に日々切磋琢磨しています。
gree
私は現在、様々な大量のデータを分析するための基盤となるシステムの開発運用を行っています。私も学生時代は、皆さんと同じくICPCの参加者でした。学生の時に比べたらめっきり少なくなりましたが、今でも時間があるときは、オンラインのプログラミングコンテストに参加しています。最近コンテストに参加して思うことは、参加者や問題のレベルの高さです。年々良い結果を得るために必要なことは増えてると思いますし、皆さんもICPCやその他のコンテストために、たくさん難しい問題を解いたり、アルゴリズムの勉強をしたりと、多大な努力をされている思います。ただそこで、身につけた考え方や技術、チームメイトや他の参加者との交流は、皆さんの将来のためになるものとだと思います。
アジア地区予選も近いですが、参加される皆さんは悔いのないよう頑張ってください!
エンジニア, 田畠知弥

IBM

皆さん、こんにちは。IBMの今道です。弊社は世界12ヶ所に研究所があり、半導体からスーパーコンピュータや質疑応答システムに至るまで幅広い分野の研究が行われています。
imamichi-brl
私は現在ブラジルの研究所へ赴任中で、天然資源産業における最適化の研究を行っています。ブラジルの公用語がポルトガル語であるなど日本とは異なる社会なので戸惑うこともありますが、それも含めて楽しんで仕事をしています。写真はブラジルの研究所の同僚と撮ったもので、右端が私です。
私自身ACM-ICPCには大学生の頃に選手として参加していました。その時培ったプログラミングの技術は、仕事でデータ分析をしたりアルゴリズムを実装する際に不可欠なものとなっています。ACM-ICPCの練習は大変だと思いますが、将来皆さんの役に立つと思いますので頑張ってください。またACM-ICPCは他のチームと競い合うだけでなく、他のチームや企業の人と情報交換をするいい機会でもあります。ぜひ試合終了後の懇親会では多くの人と話をして交流を広げてみてください。
Staff Researcher, IBM Research, 今道 貴司

株式会社エム・ソフト

ACM-ICPCアジア地区予選東京大会に参加される皆さん、こんにちは。
エム・ソフトは、「画像技術」をコアとしているソフトウェア会社です。デジタルカメラやプリンタなどに関わる画像処理技術を強みとし、幅広い分野で「受託開発事業」を行っているほか、独自の技術開発により、映画業界から高い評価をいただいている「映像合成サービス」や「3D映像変換システム」、今後、産業分野への展開が見込まれる拡張現実「AR」に関するソリューション開発などの事業にも注力しています。
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アットホームな雰囲気を大切にし、何でも話し相談できる関係を築くことで、ソフトウェア開発に欠かせない強いチーム力を生み出しています。
皆さんも、「ACM-ICPC」へ参加するための準備の中で、チーム力の大切さを実感したのではないでしょうか。良いチームワークを形成するためには、コミュニケーションがとても大切になってきます。これは社会に出てからも同様です。双方信頼しあえるコミュニケーションを図れてこそ、良い仕事ができます。
このコンテストを通じて、人と人との繋がりやチームワークの大切さも学べることと思います。
皆さんの大いなる健闘と活躍を期待しています。頑張ってください!
代表取締役社長 小暮恭一

株式会社ソフトフロント

ACM-ICPC参加チームのみなさん、こんにちは。ソフトフロントの佐藤です。
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当社は音声や映像のリアルタイム通信のソフトウェアを開発する、技術志向の会社です。私も現役のプログラマとして、アルゴリズム検討からデバッグまで頑張っています。
ICPCに向け、皆さんが一生懸命、取り組んでいるプログラミング技術は、世の中を大きく変える可能性を秘めているはずです。基本的な考え方や技術も大切ですが、それだけではなく、「こんなものがあったら楽しい」「こうしたらもっといいのに」という想いが実際に形になった時の充実感は一言では表せません!
この世界はとても広く、学ぶことも膨大で、息詰まることもあるでしょう。しかし、今回はチーム戦です。共に学び苦労して築いた友情やチームワークは、このコンテストを終えてもかけがえのない物になるはずです。勝敗も大切ですが、皆さんが仲間と一緒に楽しみながら参加されることを期待しています!
取締役 研究開発担当 佐藤和紀