国内予選の成績判定ルールは下記の通りです。一昨年の予選システム ユーザマニュアルも併せて参考としてください(今年のものは準備中です。マニュアル中の画面について実際のものと多少異なっている可能性があります)。
競技の進め方
- 国内予選の開始時刻になると、事前に通知されたWebサイト上に問題が公開されます。
- 各チームは好きな問題を選んで解答プログラムを書き、与えられた入力データに対して手元のマシンでプログラムを実行します。
- そして、出力(実行結果)とプログラム(ソースプログラム)を所定の方法(Web経由)で審判団に提出し、正解であるかどうかの判定を受けます。なお、国内予選では、手元のマシンでの実行となるため、実行時間やメモリ使用量については、審判団では制限・判定しません。
- これを繰り返していき、より多くの問題を、より早く解くことを競います。
正解の判定・入力データ
- 入力データは、各問題ごとに 4 個用意されています。
- 「同一のプログラムが、まだ解いていない入力データ2つに対し連続で正解を出力することができた」ことをもって、その問題を解くことができたと見なします。
- 1つの入力データについて提出した出力が正解と判定された場合、別の入力データが渡され、それに対し同じプログラムにより正解を出力することができるかどうかを判定します。誤答と判定された場合は、何度でもプログラムを修正して同じ入力データに対する出力と修正したプログラムを再提出することができます。
- あるプログラム提出に対して「1つ目の入力データに対し正解、2つ目に対し不正解」となると、 次のプログラム提出時には、前回の2つ目の入力データから検証を行うこととなります。例を示します。
プログラムp1で入力データd1に対して正解した場合、続いて同じプログラムp1で別の入力データd2についても問題を解くように求められます。
そこで正解した場合は「その問題は正解した」という扱いになります。
同じプログラムp1では入力データd2について正解できなかった場合、別のプログラムp2を作り、入力データ(d1ではなく)d2に対し問題を解くことになります。 d2を解くことができた場合、さらに別の入力データd3を解くことになります。 - 「1つ目正解、2つ目不正解」を3回繰り返すと、入力データがなくなってしまいその問題が解けなくなってしまいます。
順位付け
順位は次のルールで決まります。
- 正解数の多いチームが上位
- 正解数が同じ場合は、最終的に解くことができた各問題について、下記により算出する時間の総和が小さい方が上位
- 所要時間:競技開始時刻からその問題が解けたと判定されるまでに要した時間
- 不正解ペナルティ:正解する以前に同じ問題について不正解を提出した回数×20分
(解くことができなかった問題の不正解には各20分のペナルティは発生しません。)
解答提出状況と対応する時間の例を以下に示します。
– 16:30に競技開始、
– 問題Aは17:10に正解 → 40分
– 問題Bは17:30と17:50に誤答を提出した後、18:10に正解 → 100分 + ペナルティ 2 × 20 分
– 問題Cは18:55と19:25に誤答を提出; その後も正解に至らず
– 問題Dは18:00に誤答を提出; その後も正解に至らず
– 問題Eは手つかずで提出なし
この場合、正解数は問題AとBの2であり、時間はペナルティの40分も加えて計180分となります。
問題C, D, Eは正解に至っていないので、正解数に数えられませんが、ペナルティもありません。
– 問題Aは17:10に正解 → 40分
– 問題Bは17:30と17:50に誤答を提出した後、18:10に正解 → 100分 + ペナルティ 2 × 20 分
– 問題Cは18:55と19:25に誤答を提出; その後も正解に至らず
– 問題Dは18:00に誤答を提出; その後も正解に至らず
– 問題Eは手つかずで提出なし
この場合、正解数は問題AとBの2であり、時間はペナルティの40分も加えて計180分となります。
問題C, D, Eは正解に至っていないので、正解数に数えられませんが、ペナルティもありません。
【更新履歴】
公開しました(2017年5月30日).